フィギュアスケートの女子シングルで2大会連続のオリンピック出場を目指す坂本花織選手が、京都で行われた大会で前半のショートプログラムに臨み、大きなミスのない演技で首位に立ちました。
21歳の坂本選手は、先週のジャパンオープンに続く今シーズン3戦目として、京都府宇治市で行われた近畿選手権に出場し9日、前半のショートプログラムに臨みました。
演技冒頭のダブルアクセルを決め、続く3回転ルッツも着氷しましたが、3回転の連続ジャンプでは「最初のスピンでおなかと左足のふくらはぎがつってしまった」と回転不足を取られました。
それでも最後まで大きなミスなく滑りきり、72.02で首位に立ちました。
坂本選手は、今月下旬に開かれるグランプリシリーズの開幕戦アメリカ大会に向けて試合勘を養うこともこの大会に出場した目的の1つとしていて「今シーズンのショートプログラムは、表現力を高めるため要素のつなぎの部分を密度の濃い内容にしているので、試合を通じて課題を見つけたいと思っていた。細かい表現の部分で修正点が見つかったので、出てよかった」と話していました。