国内ではシェアがほぼ2分されているAndroidスマートフォンとiPhone。
Androidでは1万円台から買える機種から20万円以上する超プレミアムハイエンドモデルまで、幅広い機種がある一方で、iPhoneは型落ちモデルを買わない限り基本的にはハイエンド中心となっています。
一方、AndroidスマホとiPhoneの大きな違いとしてよく挙げられるのが中古市場での価格。
よほどの例外がない限り、iPhoneの方が中古品の価格が下がりにくく、Androidスマートフォンとは大きな差がでています。
よって、スマホの買い替えの際に古い端末を下取りに出して新しい機種を買う、というユーザーにとっては中古市場での買取価格も非常に重要な要素です。
というわけで今回はAndroidスマホとiPhoneで「新品価格-中古買取価格」での実質価格比較をしてみたいと思います。
XperiaとiPhone、新品-中古=実質価格にはどれくらいの違い?
今回、比較対象のAndroidスマートフォンとしてはハイエンドAndroidでは依然として国内シェアNo.1を維持していると思われるXperia 1シリーズにしてみました。
また、キャリア版を比較すると、時々の割引などで話がややこしくなるので、ここでは発売時価格がほぼ同額のXperiaおよびiPhoneのSIMフリーモデルで同世代の最も価格が近いモデルを比較。
買取価格は中古スマホ販売大手の「イオシス」の公式サイト上の情報を「参考価格」としました。
まずは2年落ち機種の比較:
Xperia 1 Professional Edition vs iPhone 11 Pro Max
ご覧のようにiPhone 11 Pro Maxは発売2年後もほぼ半額で買取ってもらえるのに対し、Xperia 1 Professional Editionの価値は約1/5に。
そして1年落ちモデルの比較:
Xperia 1 II vs iPhone 12 Pro
Xperia 1 Professional Editionは少し特殊な機種なので、あまり比較にならないような気もしますが、昨年のXperia 1 IIとiPhone 12 Pro 256GBを比較してもその差は歴然。
iPhone 12 Proは発売価格の7割弱で買取ってもらえるのに対し、Xperia 1 IIの買取価格は発売わずか1年で発売時価格の半額を大きく下回っています。
「リース料金」と考えると倍の違い!
買い取ってもらうことができないほどボロボロになるまで使う、というユーザーにとってはこの買取価格差はある意味無関係ですが、新品購入して1年後に売却という場合は大きな要素。
これを各モデルを1年後に返却する「リース」だと考えると、Xperia 1 IIとiPhone 12 Pro 256GBではその「リース料金」に2倍近い差があることが分かります。
ちなみにこの「実質価格」は「常に最新ハイエンドモデルを使う際の年間費用」とも言いかえることができ、Xperiaだと9万円近く、iPhoneだと約4.5万円ということになります。
私は自動車のことは良く分かりませんが、仮に新車購入時の価格がほぼ同じ2つの車の中古買取価格やリース料金でこのような差がでていたら、かなり決定的な購入判断材料となるような気がするのですが、どうなのでしょう。
それでも私はAndroidを買い続けますけどね!
中古価格参考:イオシス