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8日午後、鹿児島空港で新日本航空の軽飛行機が管制官の許可のないまま滑走路に進入し、着陸しようとしていた旅客機が途中でやり直すトラブルがありました。
国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントとして航空事故調査官を派遣して原因を調べることにしています。

国土交通省によりますと、8日午後3時前、鹿児島空港で新日本航空の軽飛行機が管制官から滑走路の手前で待機するよう指示されていたにもかかわらず、誤って滑走路に進入しました。
このため、すでに着陸許可を受けていた日本エアコミューターの旅客機が滑走路の手前およそ3キロ付近で再び高度を上げおよそ10分後に着陸をやり直したということです。
旅客機に乗っていた乗客と乗員合わせて23人にけがはありませんでした。
軽飛行機は操縦士1人で単独飛行の訓練を行う予定だったということです。

国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントとして航空事故調査官を派遣して原因を調べることにしています。

新日本航空は「事故調査委員会の調査結果が出るまでは、コメントは差し控えたい」としています。