将棋の藤井聡太三冠(19)が豊島将之竜王(31)に挑む第34期竜王戦7番勝負の第1局は8、9の両日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で指され、123手で先手の藤井三冠が先勝した。藤井三冠は最年少での4タイトル同時保持を目指し、豊島竜王は3連覇が懸かる。
第2局は22、23日に京都市で行われる。
難解な終盤戦を制し、白星スタートを切った藤井三冠は「自信はなかったが、粘り強く指せた。1勝できたので次も全力を尽くしたい」。敗れた豊島竜王は「ちょっとずつ悪くなってしまった。気持ちを切り替えて頑張りたい」と話した。