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8日夜、東京 渋谷区の焼き肉店で刃物を持った男が店長を人質にとって立てこもり、現在も警察官が説得を続けています。
男は年齢が20代とみられ警視庁が詳しい状況を調べています。

8日午後9時ごろ、東京 渋谷区代々木のビルの地下1階に入る焼き肉店から「客の男からメモを渡された。警察に連絡しろと書いてある」と110番通報がありました。

警察官が駆けつけたところ刃物を持った男が店の中にいて、店長を人質にとって立てこもっていたということです。
客やほかの従業員は店の外に避難してこれまでのところけがなどはないということです。

捜査関係者によりますと当時、店は営業中で、男は腕に何かを巻きつけていて、従業員に渡したメモに「爆弾を起動した」などと書かれていたということです。
また、所持品などから男の年齢は20代とみられ、興奮した様子で「警察を呼べ」などと話していたということです。

警視庁が男の説得を続けるとともに、詳しいいきさつなどを調べています。

現場はJR代々木駅西口の飲食店並ぶ地域


現場はJR代々木駅の西口にある飲食店などが多く建ち並ぶ地域です。
男が立てこもった焼き肉店は4階建てのビルの地下1階にありますが、広い範囲に規制線が張られ、店内の様子などをうかがうことはできません。
周辺には多くの警察車両などが集まり、ものものしい雰囲気となっています。
また、住民や近くを通りかった人たちも足を止め、現場の状況を心配そうに見守っています。


現場近くにいた男性「とても怖い」

現場近くの塾でアルバイトをしているという20歳の男性は「インターネットの情報で立てこもりが発生していると知りました。この場所はふだんよく通っているのでとても怖いです。店員の方などがけがをせず、無事に解決してほしいです」と話していました。

近くで食事していた男性「驚いています」

近くの飲食店で食事をしていたという50代の男性は「このあたりはよく訪れますが、ふだんは学生が多く、物騒なことが起きるような場所ではないので驚いています。立てこもりと聞き、とても怖いです」と話していました。