「バツ印」とは、「十」や「×」のように見える線の出方です。バツ印は手相にどんな意味を与えるのでしょうか。1万人近くの人相・手相を鑑定してきた占い師・いけのりさんに、バツ印の意味や位置、見方について教えてもらいました。この記事を読みながら手相に詳しくなってバツ印を活用していきましょう！
【目次】
・バツ印とは？
・右手にバツ印が出た時の意味
・左手にバツ印が出た時の意味
・バツ印が両手に出ていたら？
・バツ印は出る場所で意味が違う
・人差し指の下に出たバツ印の意味
・真ん中の指の下に現れたバツ印
・薬指の下にバツ印が出た時の意味
・月丘に出たバツ印の見方
バツ印とは？
2本の線がクロスして「十」や「×」印をつくるものをバツ印と言います、生命線や運命線、知能線といった主要線の上に現れたり、手のひらの丘（例：月丘）などに出てきたりします。出てくる場所によって意味が異なるのですが、トラブルの予兆とされています。トラブルってなんか不吉なので、「ありがたい神からのお知らせ（啓示）」とでもしておきましょう。
また、3本の短い線からできる星マーク（星紋）とは似て非なるものなので間違えないようにしましょう。
右手にバツ印が出た時の意味
手相にはさまざまな流派が存在するため、右手と左手の意味の取り方も多種多様なのですが、私の流派の占いでは、右手は「現在の自分の運気」、左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」が表れているという見方をしています。
故に、右手にバツ印が出ている場合、妙なことに巻き込まれやすい状況にあるという、ありがたい神からのお知らせと判断します。周囲で妙な動きはありませんか？
左手にバツ印が出た時の意味
左手は「生まれ持った運命から今後想定される運勢」なので、左手だけにバツ印が出ているという人は、そもそもトラブルや厄介事に巻き込まれやすい気質と観ます。心根が優しくて騙されやすいとか、ついつい欲が出てしまうとか、そんな感じでしょうか。そういうシーンになったら、意識的に気をつけるのがいいですね。
バツ印が両手に出ていたら？
神からのお知らせが両手に出ていたら、それは結構、相当、注意が必要と思われます。が、常に注意しながら生きるのはつまらないことなので、忘れてしまってもいいかもしれません。自分からは喧嘩を売らない、人には丁寧に接する、よく知らない人には下手に同情しない、それくらいの心がけでどうでしょうか（結構多いね）。
バツ印は出る場所で意味が違う
バツ印は出現する線や丘の意味に左右されるので、出る場所で意味がちょっと違ってきます。4つの主要線（生命線、頭脳戦、感情線、運命線）上に出たバツ印については、次のようなことに注意が必要です。
生命線：健康や家族、環境の変化
頭脳線：判断、思考の方向性、知的な活動
感情線：気持ち、性格、対人関係、恋愛、結婚
運命線：仕事、社会生活全般、
これらの主要線以外に、鑑定中によく見られるメジャーなものについて、少し解説していきましょう。
人差し指の下に出たバツ印の意味
人差し指の下の部分は、木星丘と呼ばれ、地位や名誉、その人の持つ権力志向の強さなどを見る時に使います。例えば会社組織などでは、リーダーシップや管理能力の有無などがわかります。ここにバツ印が出ていたら、上下関係でのアレコレに気をつけんしゃいという神の啓示と思いましょう。上の人にも下の人にも、きちんと御礼を言う・意地悪はしない等、常に礼節をもって接していたら大丈夫です。
真ん中の指の下に現れたバツ印
中指の下の部分は、土星丘と呼ばれ、その人がたゆまぬ努力ができる人か、自分の世界観を持っているかなどがわかります。ここが発達している人は、ぼっち（孤独）を愛する人と言われています。
ここにバツ印が出ていたら、自分の世界観や気ままなソロ活を乱す人の出現やタスクを振られるお知らせです。余裕を持って対応できるように、ソロサウナにでも行って整えておきましょう。
薬指の下にバツ印が出た時の意味
薬指の下の部分は、太陽丘と呼ばれ、人気がある人か、お金の巡りがいい人かなどがわかります。ここにバツ印が出ていたら、対人関係・お金がらみで妙なことが起こるかもしれないというお知らせです。普段から人を傷付けるような言動はしない、見栄を張らない、セコイことはしないようにしましょう。そのうちにバツ印も薄くなっていくことでしょう。
月丘に出たバツ印の見方
月丘は、小指側の手首の上にあるふくらみです。小指球とも呼ばれています。人との縁、その人が持つ芸術的なセンスや才能などがわかります。月丘が肉付きよく張っている人は優しい人とされています。
ここにバツ印が出ていたら、あまりよくない縁がつながってしまうか、大事な縁が妙なことになってしまいそうだよ～というお知らせです。周囲を見渡し、不義理をしていないか思いを馳せ、さらに新規でやって来るおかしげな人とは、積極的にお付き合いしないようにしましょう。