本日2021年11月9日、キュー・ゲームスは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとの『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結したことを発表した。
『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』は、2016年9月に配信されたフリー・トゥ・プレイタイトル。“ボクセルコーントレーシング”と呼ばれるレンダリング技術や未来的な世界設定などが特徴の1作で、熱心なファンを獲得しつつも、2017年11月にはサービスを終了していた。
それが今回キュー・ゲームスがソニー・インタラクティブエンタテインメントから権利譲渡を受けることで、新たな展開への道が開けることになる。キュー・ゲームスでは、今後『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』の再リリースを目指すとのことだ。
Q-Games、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとの『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結
ゲームソフトメーカー、有限会社キュー・ゲームス(本社:京都市中京区、代表取締役:ディラン カスバート/以下、Q-Games)は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)との『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』に関する権利譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。
『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』は、今から5年前にFree-to-playのオンラインタイトルとしてSIEから発売されました。「ボクセルコーントレーシング」と呼ばれる異端のレンダリング技術や、大規模な協力マルチプレイ、他に類を見ない未来的な世界設定などが特徴でした。世界中に数百時間以上もプレイしたコアファンを獲得したにもかかわらず、わずか1年後にはサービスが終了、それ以来一般の方がプレイすることができない状態となっていました。
Q-Gamesは今後『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』の再リリースを目指して、本タイトルを愛するファンの皆様にお届けできるよう尽力してまいります。そして、復活に向けたエキサイティングな開発状況を記録し、皆さんにお知らせしていこうと考えております。
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本作のディレクターであり、Q-Games のCEO兼創設者であるディランからのメッセージ
『The Tomorrow Children』のファンの皆さんにまず感謝したいと思います。ファンの皆さんの声援が大きな後押しとなりました。私たちのファンは、世界で最も素晴らしいゲーマーであり、この4年の間、ずっと夢を持ち続けてくれました。今回の決定により、ファンの皆さんが世界滅亡後のネオ・ソビエト連邦の狂った世界に再び足を踏み入れることを考えると、とても嬉しいです。
次に、Q-GamesにIPを返還するために協力してくれたソニー・インタラクティブエンタテインメントにも感謝したいと思います。ここまで来るには全員の努力が必要でした、関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
現在は日々ゲームの調整や改善を繰り返していますので、皆さんにもこの過程を見ていただき、ぜひ参加していただきたいと思っています。すごく良い方向に変更を加え、『The Tomorrow Children』にふさわしい再出発をするつもりです。楽しみにしていてください!
キーフィーチャー
- 自由に変形できる地形。道具を使って穴を掘ったり、階段を作ったり、世界を破壊したりすることができる。
- 大規模マルチプレイでの協力プレイ。
- 建物、砲台、電撃タワーの建設や、植木など、自分好みの街を作ることができる。
- 暗い洞窟の中の小さなクモから巨大な怪獣まで、さまざまなクリーチャーとの戦い。
- ロケットランチャー、砲台、ホバータンクなどで街を守る。
- ボイドパワーを使って、瞬時に地形を作ったり掘ったりすることができる。
- 40以上のシュールな島を探索して、宝物や資源、謎のクリーチャーを発見できる。
- 想像力に富んだネオ・ソビエト連邦の未来を体験できる。
- VoidKaを飲んで、キャラクターにユニークな能力を与えることができる。
- 世界の人口を増やして町を復興しよう!
『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』~ 世界のこれまで ~
1967年、我がソビエト連邦の科学研究機関で、ある極秘プロジェクトが進行していた。だがそれは失敗に終わった。開発した装置が暴走し、予期せぬ結果を招いた。世界中の人々の肉体と意識が「ボイド」と呼ばれる大地となって、地表を覆ってしまったのだ。
それは生命の営みを拒絶するような、不毛な大地だった。地球上の大半の文明・自然・生命体は滅亡し、さらにボイドに溶けた人々の恐怖心が実体化して、巨大獣「イズベルグ」をも生みだした。わずかに生き残った者たちも、その脅威にさらされることになった。
しかし、人類は希望を無くしたわけではなかった。ボイドに溶けてしまった人間の一部がマトリョーシカに姿を変えて地表に現れることを発見し、またそれを元に戻す技術を開発した。
そして、自分たちの代わりにボイド上で救出活動を行う「プロジェクションクローン」を作り出し、世界の再建をこの生命体に託した。
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