血圧が高いって言われた。でも自覚はないよ?
高血圧って結局なに?
高血圧症状は放置すると色んな臓器に影響が出ますよ。
今回の記事については
高血圧って言われても何をしたらいいのかわからない。
最近言われているけど、まぁ自覚もないし大丈夫でしょう。
味が濃いものが大好き。やめられないぜ!
そんな人に向けた内容です。
注意!!
結論としては
血圧は定期的に測りましょう。
高血圧の人は増加傾向
医療系ニュースです。
The number of people aged 30–79 years with hypertension doubled from 1990 to 2019
引用:The Lancet
高血圧の人が30年で2倍になりました。
論文は続きますが、該当の部分だけ引用しています。
世界から見ても高血圧の人は増えています。
問題なのは、高血圧になっていることに気づいていない人がいることです。
自分の血圧は感覚で測ることは難しいため、血圧計を用いて測定しましょう。
人に血圧を測定してもらうこととしては、健康診断です。
スポーツセンターにも血圧計がおいてあれば、そこで測ることができます。
高血圧とは血管内の血液が血管の壁に当たる圧力のこと
血液は心臓から押されて全身に循環しています。
心臓から全身の血管に血液が流れ込みます。
その際、血液が血管壁を押します。
その時の圧力が「血圧」といいます。
心臓から血液が送り出されるときに収縮期血圧、つまり上の血圧です。
心臓から血液をすべて送り出した後の血圧を拡張期血圧、つまり下の血圧です。
家庭での測定するとき、血圧が上が135で、下が85(135/85)以上であると高血圧であるといえます。
血圧とは末梢血管抵抗×心拍出量です
末梢血管抵抗とは血管が抵抗していること
末梢血管抵抗とは、全身の先にある血管を末梢といいます。
手足の先が端っこまで血管が広がっているのでそれらも含みます。
こうした血管が抵抗していることを指します。
抵抗していることが何かになると
血液がどろどろである
どろどろだと流れるために押し出す力が必要になります。
動脈硬化が進んでいる
が主な原因です。
血管は柔らかいため、伸びたり縮んだりします。
血液が押されると血管自体が一度伸びて縮むため、心臓が無理に押すことをしなくても血管が後押しをしてくれます。
しかし、血管自体が硬化する(固くなる)と伸びて縮む力が弱くなります。
そうすると心臓の血液を押し出す力が強くなければ、全身に血液がいかないです。
結果、血圧が上がります。
心拍出量とは心臓から出る血液量のこと
心臓から血液が出る量が多ければ多いほど、血圧は高くなります。
つまり、体液が多いときです。
通常、体内の水分が抜けるときは
- 尿を出す
- 汗をかく
- 涙を出す
- 唾液が出る
などから水分が抜けます。
そのときになんらかの原因があって、体内から水分が抜けにくくなると体液が溜まります。
そうすると血液量も増えます。
そして心拍出量が増加します。
最終的に血圧が上がります。
高血圧を放置することは全身の臓器に障害を与えます
臓器には血管がついています。
すべての臓器へ血液が栄養を運ぶためです。
高血圧であり続けると、圧力が高すぎて臓器についている小さな血管も負担が増えます。
そうして臓器に障害が出続けます。
特に腎臓です。
腎臓は血液の中の悪いものを濾す作用があります。
そのため、他の臓器と比べて多くの血管が中にあります。
高血圧となるとその一つ一つの血管に影響が出て、腎臓の機能は低下を続けます。
高血圧初期の人はすぐに影響が出ませんが、やがて年を取ると腎臓が疲れ果ててしまいます。
いつか食事制限を死ぬまで続けることとなります。
いつかくる、脳卒中。
血圧が高いと、脳内の血管もいつかはちぎれてしまいます。
そうすると脳内から多量の出血をしてしまいます。
脳内の影響は全身の動きや記憶など多くの場所へ影響が出ます。
発見が遅れると死んでしまいます。
現在は脳卒中で亡くなる方は少なくなりました。
しかし、高齢者の脳心血管病で亡くなる方は、ガンと同程度の死亡原因となります。
※高血圧ガイドライン2019より参照
高血圧初期の人ほど、塩分制限と軽い運動を開始しましょう。
塩分量について
平成29年の国民健康・栄養調査では、塩分は男性10.8g/日、女性9.1g/日を摂取していると報告されています。
減塩目標値は6g/日未満です。
なかなか難しいことは承知ですが、やはり目標を目指す必要があります。
ナトリウムから食塩相当量とするには2.54倍にする必要があります。
こうして大体の塩分量を計算して、目標数値を保つ努力が必要です。
目標数値を達成できなくても1日のナトリウム摂取量を最低1,000mg(食塩相当量2.5g)減少させることにより降圧が得られるとしている
米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)2017高血圧治療ガイドライン
目標数値まで塩分摂取量を下げることが難しいとしても、まずは2.5g程は減塩することを目指しましょう。
運動の必要性について
18-65歳の場合、3Mets以上の強度運動を毎日60分以上実施することが推奨されています。
運動療法は収縮期血圧で2-5mmHg、拡張期血圧で1-4mmHgの低下が期待されます。
血圧は一時的運動直後から約4-5mmHg低下し、その後22時間ぐらい降圧効果が持続します。
さらに、急性運動後の血圧低下度は慢性運動後に得られる降圧度と相関するとする報告もあります。
運動を行っていきましょう。
他にも節酒や禁煙などが降圧効果には良好です。
高血圧の人はいろんな病気の始まり。健康を意識しましょう。
軽い高血圧の人に向けた内容でした。
軽度高血圧は自覚症状がほとんどありません。
しかし、血管や色んな臓器には少なからず影響は出てきます。
意外と自分の血圧について測定する機会はありません。
自ら探して見つけなければなりません。
さらに感染症の流行によって、施設においてあった血圧計が測定できない場合があります。
このことで自身の血圧がわからず、自然と高血圧になる方もいます。
気になる方や一度でも高血圧と診断を受けた方は、血圧計を買いましょう。
色んなタイプの血圧計が販売されています。
血圧計の推奨は、国内で正式に販売認証されている上腕式の医用電子血圧計が推奨される。
引用高血圧ガイドライン2019
ガイドラインに書いてあるように上腕式を家に置いておきましょう。
同一のものになると3万前後の値段します。
家に血圧計がない方はこちら⇩
運動には自宅での筋トレがおすすめですよ!
以上!おわり!
The post 高血圧の食事について。塩分と運動の目安を知りたい人へ。【30年で2倍】 first appeared on なおどらログ.