「#病室WiFi協議会」のメンバーが6日、厚生労働省記者クラブで会見を行った。この団体は全病室でWi-Fiが使えるようにすることを目的としたもので、フリーアナウンサーの笠井信輔氏らによって構成されている。病室へのWi-Fi設置については、現在は政府の補助金の対象となっているが、普及は進んでいないようだ(マイナビニュース、m3.com)。
同団体がボランティア調査員95人によって調査した結果によると、がん診療連携拠点病院451病院、小児がん拠点病院15病院、国立病院機構140病院、筋ジストロフィー病棟がある主要な病院の全国計563の医療機関のうち、全病室無料でWi-Fiが使えるのは20%の114施設だった。全く使えないが最も多く全体の47%に当たる266施設だったそうだ(m3.com)。
笠井アナは約4か月ほど入院生活を経験したが、コロナ禍の状況も合って見舞いに来てもらうことも困難な状況だった。そうした状況時にインターネット環境があったことにより、孤独感を解消できたことから、病室でのフリーWi-Fi普及に努めているという。一方で調査中、病院側にWi-Fiの電波が医療機器や電子カルテに悪影響を与えるといった誤解や、Wi-Fiは危険だと言われたこともあり、これらが導入が進まない理由の一因となっているそうだ。
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