21:9の横長&湾曲こそ、新時代のベスト仕事環境!
2021年12月10日 11時00分更新
ファーウェイから登場した21:9の34型ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」。最大165Hzのリフレッシュレートや曲率1500Rの湾曲タイプでありながら、6万円台からという価格が話題になっている。
横長で湾曲タイプのゲーミングモニターというと、当然ゲームプレイ時の性能や機能が重視されるわけだが、PCデスクに設置する以上(ゲーム専用のPCとデスクを持っている人は別だが)、普段使いでも便利かどうかが気になるところだ。本記事は特にテレワーク時の使い勝手について、アスキースマホ総研のオカモトがレポートする。
テレワークで仕事のスタイルが変わった現代において
ディスプレーは一番にこだわりたいデジタル機器だ!
ゲーミングモニターの使い勝手をレポートする記事だから言うわけではなく、テレワークの作業環境を構築する上で一番にこだわりたい周辺機器がディスプレーだ。ある意味、PC本体より重要と言えるだろう。セキュリティー面から、会社支給のノートPCでの作業を余儀なくされている人は、特に外付けディスプレーを導入したい。13型程度のノートPCの画面をジッと見つめていると疲れてしまうし、デスクトップ領域が狭くてウインドウを複数表示するのが厳しく、資料を参照するたび毎回切り替えていると生産性が向上しないためだ。
そこでディスプレーの追加を検討するわけだが、先に結論を言えば、横長の21:9で3K解像度、そして34型のHUAWEI MateView GTはゲーム以外でもベストなサイズ感と言える。
21:9の34型は、実質的にはより一般的な16:9の27型ディスプレーの両サイドを横方向に延ばしたもの、と考えるとわかりやすい。最近では32型や43型といった、より大画面のディスプレーも注目を集めているが、本機であれば画面から70~80cmくらいの距離で、少なくとも上下方向は自然に見える視野内に入りきることを確認した。大画面であるほど利便性が高まることは確かなのだが、筆者はかなり度の強い近視でもあるため(特に上下方向はメガネの性質上歪んで見えやすい)、これ以上のサイズだと上下に首を動かす必要が生じる。だから、上下方向はこのサイズが限界気味で、それでいて横方向に広いことがうれしいというわけだ。
横長でも湾曲なので左右端を見るのもわずかに首を振るだけ
フルHDとの比較なら、縦方向で約33%の領域拡大
肝心の横長である点だが、湾曲ディスプレー初心者の筆者としては見え方に違和感が生じるのかなと予想していた。しかし、実際に使い始めるとこれがちょうどいいという印象。資料を参照する程度なら、左右に配置したアプリウインドウも視線の移動だけでチェックできるし、そのウインドウをじっと見つめて作業する場合でも、わずかに首を動かす程度。湾曲ゆえのわずかな見え方の変化もすぐに慣れたし、それより3つのウインドウを横に並べても十分な横幅を確保できる広さ、Excelを全画面表示にしたときの圧倒的なセル数に大きなメリットを感じた。
なお、3つや4つのウインドウを横方向に整列して表示するには、Windows 11のスナップ機能が特に便利に感じたが(これだけでWindows 11にアップデートした意味があったと感じたくらい!)、その便利さゆえに説明が熱く、かつ長くなりそうなのでこれは後日の記事であらためての紹介を予定している。
なお、34型のHUAWEI MateView GTの画面解像度は3440×1440。あまり目が良くなく、13型フルHDでは125%、32型4Kでは150%のサイズで表示している筆者でも、この組み合わせでは100%で十分見ることが可能だった。一方で、縦に1440ドットあるので、たとえばフルHDのノートや24型ディスプレーからのアップグレードなら縦方向でも33%の領域拡大となる。
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