園児がいるこども園に刃物男「子供を殺すたため」
宮城県登米市にあるこども園に侵入したとして現行犯逮捕された無職・大槻渉容疑者(31)の母親が11月9日、めざまし8の取材に答えてくれました。
大槻渉容疑者は9日午前10時40分ごろ、宮城・登米市の「豊里こども園」に侵入したとして、建造物侵入で現行犯逮捕されました。警察の調べに対して、大槻容疑者は「子どもを殺すために侵入した」と供述しています。
こども園に侵入した容疑者の母親は…
侵入したこども園について大槻容疑者の母親は…
――園と本人のつながりは?
大槻渉容疑者の母親:
ないです。ましてや本人もこども園があること自体もたぶんわからないと思います。どこで知ったかわかんないんですよね
――お母さんから見て息子の性格は?
大槻渉容疑者の母親:
暴れるときは暴れる…
現場となったこども園は…
田中良幸キャスター:
警察などによりますと大槻容疑者は園のこちらの1mほどのフェンスを無言で乗り越え敷地に侵入し、駆けつけた男性職員などに対し刃物で切りかかったということです
高さ約1mの園の柵を乗り越えて侵入し、持っていた刃渡り12cmの包丁で、職員に切りかかったということです。警察によると、園児や職員にケガをした人はいませんでした。
なぜ、このような事件が起きたのでしょうか?
大槻渉容疑者の母親:
親として悲しいことやったなと思って。申し訳ないと思ってます
――子どもを殺すために侵入したと
大槻渉容疑者の母親:
本人はそんなことは思ってないと思いますけど。なにか本人としては…ないと思います。ただ、何か起こした自分…何というのかな
――普通に家を出て行った?
大槻渉容疑者の母親:
そうですね、私が出かける前に「行ってくる」って感じですね
――現場まではどうやって行った?
大槻渉容疑者の母親:
車
母親によると、普段通りの様子で車に乗って家を出たという大槻容疑者。しかし、家の中では、ある異変が…
使われていない家の包丁を持ちだしか
――家の包丁がなくなったりは?
大槻渉容疑者の母親:
警察にも見せられたんだけれども、切れそうにない包丁で、なんでそういうのを持っていったのかなって。多分家のどっかにあったものを持って行ったと思うんです
――料理には使ってない?
大槻渉容疑者の母親:
料理には使わないですね。外のところに作業場があるんですけど金槌とかいろいろ置いてますけども。自分の物ではないですね。どこかに置いてたやつだと思うんですけど
母親によると、普段は使っていない包丁を持ち出した可能性があるといいます。
保育施設と大槻容疑者は、何か関係があるのでしょうか?
大槻渉容疑者の母親:
もしそれが1人でもケガさせてしまったら、本当、親御さんに申し訳ないですから。だから本人もそこの保育園、幼稚園とか入ったわけじゃないんですよ。歳も歳ですから、とっくに卒園してるし。そこの場所を卒園しているわけじゃないし、そのこども園は今年の4月にできたばっかりだから。だから本人としては、多分、分からないと思うんですけど、なんでそこを分かったかというのはちょっと、不思議なんですけど…
無関係の施設に侵入した可能性のある今回の事件。施設に侵入してきた大槻容疑者を取り押さえたこども園はこう話している。
こども園の関係者:
侵入してくる前に不審者と感じた時点で職員間で情報を共有しました。その後、マニュアルに沿った形で対応できました
(めざまし8 11月10日放送より)