以前、中国でゲームは精神的なアヘンであるとして国営メディアが批判したことが報じられたが、最近は実際に「不良文化排斥」と呼ばれる様々な規制強化が実施されつつあるようだ。当局はテンセントやネットイースをはじめとする国内のオンラインゲーム運営企業などに対し、未成年へのサービス提供を週末や祝日の午後8時から1時間のみとする規制を厳格に遵守するよう求めたと報じられている。また「ボーイズラブ」などを含む、誤った価値観や違法な内容を含むコンテンツを禁止した。違反行為をした場合は厳しく処分するとしている(テレ朝NEWS、朝日新聞、TBSNEWS[動画])。
ゲーム業界だけでなくエンタメ業界への規制も強まっているという。スターの人気ランキングが廃止されたほか、「投げ銭」を未成年が行えなくなる措置が取られた。靖国神社や乃木神社で記念写真を撮ったとされる有名女優「趙薇(ヴィッキー・チャオ)」の名前が出演作品から次々と消されるなど芸能界関連への監視強化も強まっていると伝えられている(CNN、ITmedia、共同通信社、産経新聞)。
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