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クルマ好きのための退屈しないための7つのヒントとアドバイス

カーカルテットからミニRCレーサー、DIYエンジンまで、車ファンのための退屈しない7つのヒントを紹介する。

クルマはすでに洗車後ピッカピカに磨き上げられ、グランドツアーやトップギアの全シーズンには目を通し、「ワイルドスピード」シリーズはセリフまでおぼえた?
そんなあなたへの救済策がここに!
AUTO BILD編集部が、隔離された場所での退屈対策をアドバイスする。

1) オートカルテット
家で暇を持て余しているし、暗いテレビ報道にも飽きた? それなら今がオートカルテットを楽しむのに絶好の時間だ。パートナーと一緒でも、奥様と一緒でも、お子様と一緒でも、オートカルテットはいつでも楽しい。
オートカルテットは、クルマの知識、蘊蓄、トリビアなどを競い合うカードゲームだ。
数え切れないほど異なる種類のカルテットがある。
無数のカルテットを通して、異なる価値観が私の脳に焼き付けられた。
あなたもきっと何かを学ぶことができる。
これはあまりにもオタク的なゲームだと思う人のために。
オートカルテットのゲームは楽しくて、速くて、あまり費用がかからない!

相手がいても、奥様がいても、子供がいても、車のカードゲームはいつでも楽しい。
オートカルテットは以下より購入可能。ただし日本語ではないので、辞書は必須だ。

2) Revell RCミニ
ミニチュア形式のリモコンカー。これ以上説明する必要があるだろうか?
この小さな車はどこでも乗りこなすことができる。ソファはトンネルになり、椅子の脚はヘアピンカーブになり、片付いていない机はスタント競技場になる。
5分間というバッテリーの寿命は、コロナから逃れてテレワークする自宅オフィスで、ちょっと一息つくのに最適だ。ほぼ10ユーロ(約1200円)でこれ以上の楽しさは他にはない! 2人で集中してレースを楽しむには、ダブルパックを注文するのがベストだ。

5分間というバッテリー寿命は、息抜きに最適な時間だ。
写真はブガッティ ヴェイロン。ちょっとダサいデカールステッカーも、脱力しながら遊ぶには、これぐらいがちょうどいいはず。

3) V8エンジンモデル
今ほど、小さくて複雑な、例えばプラモデルのようなものを作るまとまった時間があるだろうか? 
誰でも1/24スケールの車なら簡単に作ることができる。でも1/3スケールで完全に機能するエンジンを作る方がはるかに面白い。私は私の好きな車の一つである、1965年フォード マスタングの200の部品で構成されたV8エンジンのプラモデルお勧めする。
透明なエンジンが完成すれば、ピストンとクランクシャフトが稼働するところも見られるし、LEDライトがイグニッション火花をシミュレーションして見せてくれる。エンジンの構造も勉強できるし、掛け値なく楽しい!

1965年フォード マスタングのV8エンジンは200個のパーツで構成される。組み立てに要する時間は約3~4時間(ただし、手先の器用な人ならば、という条件付き)。

そして残りの4つは、以下の通り。技のゲームからレゴまで、クルマ好きにはたまらないアイテムだ。

4) ポルシェデイリーマガジン「タイプ7」創刊号

美しい写真と、詳細な解説の施された、ポルシェの本。「クルマの楽しみの大きなもののひとつは、読む楽しみ」とはCar Graphic誌の生みの親、故小林彰太郎氏の言葉である。

5) 交通渋滞ロジックゲーム「ラッシュアワー」

一見、あんまりおいしくなさそうな駄菓子(らくがん)のようだが、実際にやってみると結構難しく、はまりそうなゲームだ。専用の収納袋がついているので、遊び終わっても散らからないのも、ありがたい。

6) パズル: ポルシェ911R

かなりリアルな3Dパズル。108ピースなので、それほど難しくなさそうだし、おそらく平面の(2Dの)ジグソーパズルよりも簡単なはず。
10歳から99歳までOKとのことなので、長い休み中、小学校4年生から、99歳のユーチューバーまで大丈夫。

7) レゴ: フィアット500

こちらはレゴのヌオーバ チンクエチェント。全体的なイメージを似せることに努力したことは認めるが、フロントグリルがダフ44か、ツンダップ風なのが惜しい。
パッケージの「俺はこれになりたかったんだ」と言わんばかりの、イーゼルに置かれたイラストと夕陽のコロッセオが妙にせつない。

Text: Jan Götze, Moritz Doka, Katharina Berndt