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「Dappi」の背景は明らかになるか?口頭弁論始まる 東京地裁

 「Dappi」というツイッターアカウントでうその投稿をされたとして、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が、都内のウェブ関連会社を訴えた裁判の第1回口頭弁論が東京地裁で始まりました。

 訴えなどによりますと、ツイッターアカウント「Dappi」は森友学園問題で公文書の改ざんを命じられ自殺した近畿財務局元職員について、去年10月、「近財職員は杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺」と虚偽の投稿をし、小西議員と杉尾議員の名誉を傷つけたとされています。

 小西議員らはアカウントの発信者開示請求を行い、判明したIPアドレスの持ち主である都内のウェブ関連会社に対し880万円の損害賠償を求めています。また、訴えではDappiの投稿が平日午前9時と午後11時に集中していて、土日にはほとんど投稿されていないことなどから、この会社が業務として投稿を行っていると主張しています。Dappiは主に野党やメディアを批判・中傷する投稿をしていて、虚偽の投稿について国会で野党が問題視しています。

 一方、訴えられたウェブ関連会社は、これまでのところ取材に応じておらず、正体不明の投稿者の背景や目的が裁判で明らかになるのか注目されています。