こんにちは、山田ハヤオです。久しぶりの小技ネタです。
以外に知らない人が多いのでArch Linux/Alter Linuxのインストールディスクで使える裏技を2つ紹介します。
カーネルパラメータを変更する
これから紹介する方法はいずれもLinuxのカーネルパラメータを変更する必要があります。
なのでまずはこの変更の仕方を説明します。
まずライブ環境を起動します。
この状態でTabキーを押します。
空白区切りで変数を設定します。(具体的な値はこの後で説明します。)
キーボード配列が英語配列になっているので注意してください。
その後、Enterキーを押すとブートが開始されます。
RAM上に展開してライブ環境を高速化
Liveシステムを全てメモリ上に展開することでライブ環境の動作を高速化します。
Systemdが起動する前の/をマウントする段階でメモリにairootfsをメモリ上に展開させます。
ただし、そのぶん使えるメモリは減る上にライブ環境のサイズよりメモリが小さいと起動に失敗します。
この隠し機能(?)は普段は隠されていますがカーネルパラメータを変更することで利用できます。
以下のように変数を追加してください。
copytoram=y
するとこんな感じで通常では表示されないメッセージが表示されてRAM上に展開されます。
Live環境のディスクスペースを増やす
デフォルトではArch Linux/Alter Linuxは利用できるディスクスペースが256MBしかありません。
非常に少ないのでこれを変更して1GB使えるようにする方法です。
これも変数を設定することで変更できます。
cow_spacesize=1GB
この状態でブートするとディスクスペースが広がっています。
最後に
ManjaroやUbuntuなどの他のディストリビューションでは使えません。
これらの処理を行い、裏技の具体的な処理が書かれいるソースコードを貼っておきます。
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