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立憲民主党の枝野幸男代表は10日、岸田文雄首相が金融所得課税の強化を当面は否定したことに「大変残念だ」と述べた。「(金融所得課税の強化は)多くの皆さんが自民党が変わるかなという象徴だと思っていた」と指摘した。

埼玉県東松山市内で街頭演説後、記者団の取材に話した。枝野氏は「自分の意思でものが決まらない政権だと示している」と批判した。11日の代表質問で「自民党が変わるのか変わらないのか説明していただける質問をしたい」と強調した。

首相は同日のフジテレビ番組で金融所得課税の強化をめぐり「当面は触るということは考えていない」と説明した。4日の記者会見では強化を「選択肢の一つ」と話していた。