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イランの核協議は9日再開されたようですが、アラビア語メディア、特にal sharq al awsat net は米政府は協議の動きに悲観的になりつつあり、協議が失敗した時のとるべき措置につき、検討するように大統領から指示があったと報じています。
これはおそらくは当面は、イランに可能な限りの圧力をかけるための政治的宣伝か、神経戦と思いますが、いずれにしても湾岸はますますきな臭くなってきた感じがします

・米大統領府報道官は9日、大統領はイランが核開発を益々進めていることにつき、重大懸念を有し、核協議が失敗した時の代替策につき検討するように指示したと確認した。
米としては、輸入を更に厳しく規制する等の制裁の強化を中心に検討している由
・国務省報道官も、現時点では米は外交交渉を中心に考えているが、協議が失敗したときに備えて、(イスラエル等の)友好国と代替策についても協議していると語った由
・そのイスラエルとの協議だが、米を訪問して国防国務長官等と協議してるガンツ国防相について
  ガンツはイスラエル政府の中では、核合意に弾力的で、合意に反対ではないが、2015年の合意よりは良いものでなければならないと考えていて
  長距離弾道ミサイルの規制
  イランの地域覇権主義を押さえる条項を含み
  民兵等の手先の拡散させず、彼等に新型兵器の供与をさせず
  テロをさせない
等の条項を含むべきであるとしている
(これらはイランが飲みそうもない条件で、結局はイスラエルはイランとの核合意には消極的ということになるか!!)
ガンツはまた、核協議が失敗した時の代替案も持参したが、その一つは軍事作戦の可能性に関する示唆を通じての威嚇である
IDFの対イラン攻撃に関する訓練は来春から行われると見られるが、IDF航空機が地中海を西から飛行して行うこととみられる
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