30代からは必須とも言われる美容液。みなさんは正しく使えていますか? 実は美容液には、効果を最大限引き出すための順番があると言われています。今回はその正しい順番について解説! 基本的なスキンケア時やスペシャルケアを行うときの順番、例外についても解説します。
【目次】
・美容液の正しい順番って?
・スペシャルケアをするときの美容液はいつつける?
・美容液を使ったメイク前のスキンケアの順番は?
美容液の正しい順番って?
そもそも美容液って必要なの?
美容液の必要性を2人の医師に伺いました!
銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生
ウォブクリニック中目黒総院長 高瀬聡子先生
高瀬先生曰く「30代は悩みに合わせた美容液をスキンケアに取り入れるべき」だといいます。
「化粧水と乳液だけのシンプル2ステップでOKなのは、肌の乾燥やトラブルが少なかった10〜20代まで。30代になったら、悩みに合わせた美容液をお手入れに組み込みましょう」(高瀬先生)
化粧水は水分を補給するもの、乳液やクリームは油分を与えて肌を柔らかくし、うるおいでフタをするもの。美容液は悩みに合わせた美容成分を肌に投入するものと考えましょう。
30代はとくに保湿美容液を使うことを推奨していて、慶田先生によると「アミノ酸、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、多糖類など」が入った美容液をプラスするといいと話します。
化粧水や乳液、クリームにも保湿成分は配合されていますが、それぞれ目的が異なるので一般的に配合量は少なめ。そのためやはり、美容液での保湿が必要ということです。
美容液は「化粧水の後」が正解
美容液を使う正しい順番は以下。
朝|洗顔→化粧水→美容液→クリーム
夜|クレンジング→洗顔→(角質ケア)→化粧水→美容液→クリーム
朝も夜も化粧水の後に美容液を投入し、その後乳液やクリームで油分を与えてうるおいにフタをするのが良いでしょう。
化粧水&乳液でOKは20代まで!【保湿美容液】の魅力|30歳からのスキンケア
アイテムによっては例外がある場合も
▲ドクターシーラボ|VC100ミルクピールプログラム1 30ml
美容液は基本的に「化粧水の後」ですが、例外もあります。例えば角質ケア美容液や導入美容液と呼ばれるものは、洗顔直後、化粧水の〝前〟に使用する場合が多いです。
また、メーカー(アイテム)によっては化粧水の後、乳液を先に使用してから美容液を塗布することを推奨しているところも。
使用する美容液のベストなタイミングがいつなのかは、その美容液のメーカーが推奨する使用方法をチェックしてみることをおすすめします。
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スペシャルケアをするときの美容液はいつつける?
パックをするときはパックの前が正解
パックなどのスペシャルケアは、化粧水と乳液の間に投入するのが一般的。
そして美容液は「パックの前」です。パックの前に美容液を塗布しておくことで、パック中美容液の成分を肌に浸透させることができます。
複数の美容液は使用していい?
美容液は一般的に複数使用してもよいと言われています。
例えば、乾燥も気になるけれどシミも気になる、という人は、保湿美容液と美白に効果のある美容液、乾燥も気になるけれどたるみも気になる、という人は、保湿美容液とハリに効果のある美容液、というように悩みや目的に合わせた複数の美容液を併用するのもOK。
もし時間や予算に余裕がないのならば、保湿+美白、保湿+ハリ、など複合効果を備えた美容液をセレクトするのがおすすめです。
化粧水&乳液でOKは20代まで!【保湿美容液】の魅力|30歳からのスキンケア
美容液を使ったメイク前のスキンケアの順番は?
化粧水を2度づけする
洗顔をしたら化粧水を浴びるように2度づけし、しっかりと保湿をします。時間があるなら化粧水をコットンにしみ込ませ、パックをするのも効果的です。
美容液をなじませる
化粧水をしっかりと浸透させたら、美容液をなじませます。美容液の後に乳液を使用してもOK。
どちらもしっかり肌になじませることが大切です。
クリームとオイルでツヤをプラス
美容液や乳液が肌になじんだら、パール粒大のクリームにオイルを3滴プラスして肌に塗布します。
オイルは肌の状態に合わせ、油分が多く感じたら1滴でもかまいません。手の上にのせ、体温でなじませて混ぜるのがポイントです。
時間があるならマッサージで血行を良くし、クリームなどの浸透を促してあげましょう。
油分をティッシュオフして5分放置
クリームで保湿した肌を触り、もちっとしていたら朝のスキンケアは成功です。まだ柔らかさが十分でないと感じた場合は、もう一度クリームをつけましょう。
この後、日焼け止めや下地などのベースメイクを行いますが、油分が気になる部分はあらかじめスポンジで優しくオフしておきましょう。
おでこや目尻などテカりやすい部分の油分をおさえておくことで、時間が経ってもメイクが浮きにくくなります。
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時短で済ましたい場合はオールインワンを
化粧水→美容液→乳液とじっくりスキンケアをしている時間がない場合は、1品で3役を担うオールインワンを使用するというのもひとつの手。
ただしその分、選び方やつけ方にはコツがあります。
オールインワンの選び方は「肌に合うか」が最重要ポイント!
・手元で試したとき、サラサラにならないもの
・自分の肌質よりややしっとり、対象年齢よりやや上を
・プチプラすぎるものには注意!
また、使用する量は3倍が目安。化粧水・美容液・乳液の3品分を1品でまかなうのだから量は3倍、という計算です。
ゲルタイプは直径3cm+直径1cmを目安につけましょう。
こちらは1回目に塗布する量。
こちらは2回目の重ねづけの量。
オールインワンは2回に分け、その都度しっかりなじませると肌に浸透しやすくなります。
はじめは顔全体にまんべんなく。2回目は乾燥しやすい部分を中心になじませましょう。