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ある意味、自分用に欲しかったライトを作ってみました。当店特注のEAGLETAC D3Cです。

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EAGLETAC D3Cは、同ブランドのD25Cをベースにチタン素材を採用した特別モデルです。ミニマムなボディに多彩なモード設定、チタンのおしゃれな外装ということで、手持ちのライトの中でも出番の多いライトです。所持しているのは数年前のNICHIAモデルなのですが、サブとして持つならもっと色温度が低い方がいいな~と思って特注したのが今回のモデルです。

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D3CはCR123×1本のライトとしては直径が小さいので、タイトなズボンやスーツなどの場合にも携帯しやすい。それほどタクティカルな操作系ではないので、メインライトにSUREFIRE系のハードなライトを持つ時、サブとして持つことが多いかな。とはいえ1発目にMAXを出せるように設定できるので、タクティコーできないわけでもありません。これ持って夜戦してこい!と言われたら、ギリOKかな~。中華製5モードとかなら泣きますけどね。あまりたくさんのライトを持てない時(←どんな時やねん←神の声)はこれ1本で行動することもよくあります。

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搭載LEDはSST-20 95CRI。サブ系の機種では人気ですね。今回は完全に個人的な好みで一番色温度の低い2700Kにしてみました。夕陽を思わせる濃いオレンジの高演色。気持ちが落ち着きますし、雨や霧の中での使用に向いています。

EAGLETACのDシリーズの多くはヘッドのツイストで
・締めた時→ TURBO & STROBO
・緩めた時→ ULTRA LOW またはLOW、MED、HIGH 、SOSやらストロボやら
という制御ができます。どちらかをツイストで選んでおいて、あとはテールスイッチでスタートなので、TURBOスタートとLOWスタートの使い分けができるわけです。

さらにヘッドツイスト以外に
・モードメモリがあるかないか
・ULTRA LOWスタートか、LOWスタートか
という2種類の仕様を使い分けられます。通常、モードメモリは好みで選べばいいのですが、D3Cは14モード(ぐらい)循環という猛烈な仕様をお持ちなので、一般的な方はOFFにしておく方がおすすめです。

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蓄光素材よりも暗く照らせるUlTRA LOWは真夜中に目を覚ました時や星空観察の際に最適。赤じゃない!と思うかもしれませんが、月明かりよりも暗いレベルなので、直視しない限り大丈夫でしょう。2700Kという低色温度も効いていて、刺激の低い光になっています。例えば、このライトの光で蓄光素材を明るく発光させるのは大変です。

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LOWは10ルーメン程度。社内を戸締りしてから倉庫から出る時の手元&足元には程よいですね。鍵関係は金属の使用率が高いので、反射が目にクる時があるのですが、色温度が低いと気になりにくい。MED、HIGHもそこまで明るくなく、リバースクリック仕様のスイッチなので点灯後の切り替えも楽です。こうして撮っていても、低い色温度の高演色は綺麗で撮っていて楽しいです。

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TURBO。MAXは380ルーメン。小型モデルなので十分かと思います。リフが小さく、薄くテクスチャーが施されているので、どちらかというと拡散より。手元足元、20m程度で使うのがストレスはないかと思います。前述の通りヘッドを締めておけばTURBOスタート、そこから1タップでSTROBOに入るので、タクティカルユーザーも一応満足できるかと思います。

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最近の小型モデル充電モデルにはできないのがテールスタンド。テールスタンドができないとライトを立てかける角度を微調整したり、つっかえ棒的なものを探してきたりと、ちょっと手間がかかるのは事実ですね。

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私自身はメインライトとしてEDCL1-Tを多用するので、性格的に正反対のD3Cはちょうどいい。いつもバッグの中にCR123Aを2本持っているので、1個ずつ予備になるのも、D3C自体がEDCL1-Tのバックアップになるのもいい感じ。それにしても、EDCL1Tのボディ部分ぐらいのサイズしかないんだな・・・。

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かなり個人の趣味を全面に押し出した仕様なのですが、EDCL1-TやE1B MVなどガチ系タクティカルのお供にはよく合うはずです。ガチライトを人前で出すのが憚られる時にもいいですしね。EAGLETACはこう見えて(どう見えて?)故障率も低いので、気に入っていただけるかと思います。趣味の合う方、いかがでしょうか。

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