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自民党本部

 河野太郎行政改革担当相(58)は10日夕、国会内で記者会見し、自民党総裁選への立候補を正式に表明する。岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)に続き3人目。それぞれメディアへの露出を増やすなどして、残り1週間となった17日の告示へ準備を加速させる。知名度が高い河野氏には、衆院選を控える中堅・若手から待望論が出ており、菅義偉首相の後継「ポスト菅」を巡る争いの構図に影響を与えそうだ。

 河野氏が立候補すれば2009年に続き2回目となる。過去に唱えてきた「脱原発」などに対し、党内の一部では警戒感が根強く、会見でどう説明するか注目される。