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アンケート調査と消費者心理について考えてみた!


Appleのスマートフォン(スマホ)「iPhone 13」シリーズが発売されて2週間ほどが経ちました。そろそろ各メディアでの話題も落ち着き、緊急事態宣言が解除された都内を歩いていてもぼちぼちとその姿を見かけるようになりました。

毎年新型が発表される度になんだかんだとさまざまな話題が飛び交いながら「iPhone」は確実に売れています。しかしながら、その売れ行きに関して昨年から若干不思議な現象が起きています。その「なんだかんだ」に相当する事前購入調査やユーザーアンケートと、実際の購入状況が一致しない(乖離している)のです。

仕事柄、筆者は消費者を対象にしたアンケート調査などを非常に重視し、その数字から利用者の動向やニーズを推察することが多々ありますが、そういった推察や予想がことごとく外される異常事態が昨年のiPhoneシリーズから起きているのです。これは一体どうしてなのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はiPhoneシリーズの購入アンケートと実際の購買状況の乖離について、その原因や消費者心理について考察します。

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