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最大派閥の細田派は9日午後、党本部で1時間総会を開き、およそ80人が出席しました。

出席者によりますとこの中ではおよそ20人が発言し、このうち4人が保守的な考え方が一致するとして高市前総務大臣を支持したいという考えを明らかにしました。

ほかの発言者からは具体的な名前は挙がらなかったものの「国会対応や政権運営を安定させる必要がある」といった指摘が出されたということです。

また派閥の対応については「地域の実情を踏まえてみずからの意思で投票したい」という声の一方で「存在感を示すため支持する候補を一本化すべきだ」という意見も出されました。

これを受けて派閥会長の細田元幹事長が出された意見をもとに引き続き幹部で協議したいとして引き取りました。

一方、会合のあと下村政務調査会長は記者団に対し「職務を最後まで全うする」と述べ立候補しない考えを示しました。

高鳥修一衆議院議員は記者団に対し「総会では高市前総務大臣を応援してもらいたいとお願いした。派内から候補者が出るのであれば一致団結すべきだが、今名前が挙がっている人を結束して応援するハードルは高いのではないか」と述べました。

9日夕方、細田派に所属する議員のうち高市前総務大臣を支援する高鳥衆議院議員や山田宏参議院議員らおよそ10人は、国会内で会合を開きました。

会合には高市氏も出席しました。

そして細田派のほかの議員に対し高市氏への支持を働きかけていくことを確認しました。