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「民主主義サミット」でのバイデン米大統領=9日、米ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は9日、日本を含む約110カ国・地域の首脳らを招き、オンライン形式で「民主主義サミット」を初開催した。専制主義と位置付ける中国に対抗し、民主主義諸国の結束を模索。演説で「民主主義の再生は喫緊の課題だ」と強調した。10日まで。

 首脳級会合としては異例の規模。中国やロシアを招かなかった一方で、台湾を招待した。

 米政府は、最大4億2440万ドル(約481億円)を投じて民主主義再生への取り組みを支援すると発表。

 岸田文雄首相は「深刻な人権状況にしっかり声を上げていく」と強調し、国際機関に1400万ドルを拠出すると明らかにした。

オンライン形式の「民主主義サミット」で演説するバイデン米大統領。右はブリンケン米国務長官=9日、米ワシントン(AP=共同)
民主主義サミットで発言する岸田首相=10日未明、首相官邸(内閣広報室提供)