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事故があった「東条湖おもちゃ王国」の立体迷路施設=兵庫県加東市で2021年10月10日午後5時35分、本社ヘリから
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事故があった「東条湖おもちゃ王国」の立体迷路施設=兵庫県加東市で2021年10月10日午後5時35分、本社ヘリから

 10日午後2時半ごろ、兵庫県加東市黒谷の遊園地「東条湖おもちゃ王国」の男性従業員から、「立体迷路施設の床が抜けて複数の利用客が負傷した」と県警加東署に通報があった。同署によると、1~38歳の利用客の親子ら3組計7人が立体迷路の3階部分から2階に転落し、ともに20代の男女2人が腰の骨を折る重傷、4人が軽傷を負った。いずれも意識があり、命に別条はないという。

 
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 同署によると、けがをしたのは、腰の骨を折った男性(24)と軽傷の妻(27)▽腰の骨を折った女性(27)と軽傷の夫(27)▽ともに軽傷の女性(38)と娘(7)――の家族3組。腰の骨を折った男性は娘(1)を抱えたまま転落したが、娘にけがはなかった。

事故が起きた「東条湖おもちゃ王国」=兵庫県加東市で2021年10月10日午後6時46分、久保玲撮影
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事故が起きた「東条湖おもちゃ王国」=兵庫県加東市で2021年10月10日午後6時46分、久保玲撮影

 立体迷路は木造5階建ての「カラクリ迷宮のお城」で、2013年にオープンした。3階にいた7人は木製の床が抜け、約2・4メートル下の2階に落ちたという。3階の床には長さ約2・3メートル、幅約1メートルの長方形状の穴が開いていたという。

 園の担当者は報道陣に「現在、原因究明と被害者のケアに努めています。負傷されたお客様には心よりおわびとお見舞いを申し上げます」とコメントした。事故を受け、11~14日は臨時休園する。

【村田愛、後藤奈緒】