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 VJAグループ(Vpass)をかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは9月8日12時時点で稼働中で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるため、引き続き注意が必要だ。

 以下の件名のフィッシングメールが確認されている。

  • <重要>ご利用の Vpass カード VJA 株式会社から緊急のご連絡
  • <重要>【Vpassカード】ご利⽤確認のお願
  • 異常な支払い額の通知 【VpassClub通信】

 メールの本文は以下のような内容になっており、引き続きサービスを利用するためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。

弊社カードをご利用いただきありがとうございます。
お支払い日とお支払金額のご確認をお願い申し上げます。
Vpassアプリ、または下記URLからVpassにログインのうえ、ご利用明細をご確認ください。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はVpassのログインページを装ったウェブサイトで、IDとパスワードの入力画面が表示される。入力すると、会員番号、カード有効期限、生年月日、セキュリティコード、電話番号、会員番号の下4ケタなどの個人情報の入力が求められる。ほかにも、2種類のメールアドレスやメール配信先、メールマガジンの送信可否などの入力が求められる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

  • http://●●●●.pw/
  • https://www1.wposs-ne-imdox.●●●●.cn/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。