A.T.C. (All Too Critical) も古くから San Francisco を拠点に活動をしていたグループで、G. Lawrence と P. Bounds の2人を中心に80年代に結成され、87年にシングルを Scarface Records (/Macola Records) からリリース後、88年には同れーべるから EP をリリース、92年に Strait Black Records から EP をリリース、96年に同 Strait Black Records から1枚のアルバムをリリースしています。自分は96年のアルバム(写真)しか持っていないので、あまり詳しくは無いのですが、人脈的には Cold World Hustlers など Kill-A-Hoe と近い人達です。このアルバムが渋めのファンク・アルバムで好きだったのですが、その後は目立った活動が無いのが残念です。
写真は、アルバムとしては唯一の “All Too Critical”(1996年)です。このアルバムは A.T.C. 自身に The Alley Katt、The Enhancer などがプロデュースを手掛けたアルバムで、ゲストには E-Sick (of Colr World Hustlers)、Bald Head (of U.N.L.V.)、The Alley Katt、などが参加しています。音的にはミドルからスローテンポのファンクが中心のアルバムで、全体的にキャッチーな感じでは無いですが、90年代中期の渋めのベイ・ファンクが好きな人にはオススメのアルバムだと思います。中ではミドル・ファンク “Playground feat.Young Wan”、”Bring Tha Fonk”、”When We Ride feat.E-Sick”、”Get That Funk Sh** “、”Killin’ Em Wit Da Flow feat.2.2″、”Take A Hit Pass It Back feat.The Alley Katt”、スロー・ファンク “Niggas Goin’ Crazy”、グルーヴィー・ファンク “String Of A Harp” あたりが好きです。
【Discography】
・All Too Critical (1996) >Amazon.co.jp
・A.T.C. (1988)
・IV Da’ Nonebelievers (1992)