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 東南アジアの新型コロナウイルス禍による部品供給の停滞が長引き、自動車メーカーの減産の動きに歯止めがかからない深刻な状況が続いている。トヨタ自動車は9月に続いて10月にも大規模減産に踏み切り、年間生産目標も930万台を900万台に下方修正した。他のメーカーも工場の稼働停止の延長を余儀なくされるなど影響を受けており、コロナ禍が収束しなければ、減産の動きが広がる恐れがある。各社は挽回生産を図るが、従業員に過度な負担はかけられず、悩みは尽きない。