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NVIDIAでは2020年に発売されたGeForce RTX 3090やRTX 3080と2021年中旬に登場したRTX 3070 Tiについて性能向上させたリフレッシュモデルの投入そして、エントリーモデルのRTX 3050の投入を予定していますが、この内、3モデルについて詳細な発売日に関する情報が出現しました。

GeForce RTX 4000シリーズまでの繋ぎとして投入される新モデル

NVIDIAでは2020年にGeForce RTX 3090やRTX 3080を、2021年中旬にはRTX 3070 Tiをリリースしていますが、2022年1月頃にこれら3モデルの性能を向上させたリフレッシュモデルとエントリーモデルの投入がされると度々リークされていましたが、遂にRTX 3050、RTX 3070 Ti 16GB版、RTX 3090 Tiについて発表日と発売日など詳細日程が判明しました。

なお、残念ながらGeForce RTX 3080 12GB版については現時点では発表・発売日は明らかになっていません。

レイトレーシング対応のエントリーモデル:GeForce RTX 3050

NVIDIA GeForce RTX 3050 to be announced on January 4th, launches January 27th – VideoCardz.com

GeForce RTX 3050はレイトレーシングに対応するモデルとしては初めてのエントリーモデルである50番台の製品になります。

発表はCES2022の前日である1月4日に行われ、発売は1月27日(日本時間1月28日午前2時)に行われる見込みとなっています。

GeForce RTX 3050ではRTX 3060と同じGA106 GPUを採用するものの、CUDAコアなどは3072基程度に削減されると見られています。VRAM容量についてはGDDR6 8GBを搭載すると見られており性能的にはGTX 1660 TiとRTX 2060 12GB版の間に位置すると見られています。

GeForce RTX 3050は22年6月までに登場。性能はGTX 1660Sより高速に

VRAM容量を倍増:RTX 3070 Ti 16GB版

NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti to launch on January 27th, RTX 3070 Ti 16GB on January 11th – VideoCardz.com

GeForce RTX 3070 Tiは2021年6月10日に発売がされた、比較的新しいモデルにはなっていますが、半年でVRAM容量を倍増させたリフレッシュが行われる見込みとなっています。

発表は2021年12月17日、発売は2022年1月11日からとなっており2022年最初に登場するグラフィックスカード新製品となります。

現行のRTX 3070 Tiでは8GBのGDDR6Xを搭載していますが、これが16GBのGDDR6Xに倍増される一方で、CUDAコアやバス幅、帯域幅などに変更は無いと見られています。

ちなみに、なぜRTX 3070 TiのVRAMを倍増させるかと言うと、上位モデルであるRTX 3090 Tiにて2GBのメモリーモジュールが搭載されますが、このRTX 3090 Tiに採用できなかった選別落ちメモリーモジュールの行先を確保するためにRTX 3070 TiのVRAM容量を倍増させるのではと考えられます。また、マーケティング面ではAMDがミドルレンジモデルであるRadeon RX 6600系で8GB、その上位のRX 6700 XTでは12GBのVRAM容量となっていることから、スペック的に見劣りするのを防ぐために16GB化を行った可能性もありそうです。

TDPが400W?。モンスターGPU:RTX 3090 Ti

GeForce RTX 3090 Tiは2020年に発売されたRTX 3090を更に強化したモデルとなります。

発表時期は不明ですが、発売日はRTX 3050と同じく2022年1月27日(日本時間1月28日午前2時)に予定されています。

RTX 3090 TiではRTX 3090に採用されたGA102 GPUをフル活用したものになり、CUDAコアは10752基に強化されています。また、VRAM速度については19.5Gbpsから21Gbpsに引き上げられる計画となっており帯域幅は1TB/sを超える事になっています。

この性能強化に伴い、TDPについては400Wを超える可能性が指摘されています。

GeForce RTX 3090 Superの一部仕様判明。TDPは400W超えに

なお、RTX 3090ではメモリーモジュールを両面に搭載したレイアウトでしたが、RTX 3090 Tiではメモリーモジュールの容量を1GBから2GB化し、表面に12枚のメモリーモジュールを実装する形に変更されます。そのため、RTX 3090で発生していた裏面のVRAMが発熱するという問題を防ぐことが可能になります。なお、RTX 3070 Tiの所でも記載しましたが、恐らくこのRTX 3090 Tiで採用できなかったメモリーモジュールはそのままRTX 3070 Tiに流されるものと見られています。

NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiの帯域幅は1TB/s超えに。VRAM仕様が判明

 

RTX 3090 TiやRTX 3070 Ti 16GB版などは価格が高価になる割りに、現行モデルに対して性能面で大差があるとは思えないので個人的にはあまり興味ありません。唯一あるとしたらRTX 3090 TiのTDPが400Wの大台を超えるのかです。

一方で、RTX 3050については、良い意味でも、悪い意味でも気になるモデルになっています。このモデルは性能的にはGTX 1660 Tiと最近発売されたRTX 2060 12GB版の間に位置するモデルとなりますが、どれぐらいの性能を発揮できるのか、またどれぐらいの価格で発売がされるのか気になる所です。GTX 1660でも4万円越えの価格であることから、発売当初は6万円に行くか行かないかぐらいの価格帯で発売がされそうですが、ここは思い切って4万円中盤ぐらいで売ってくれればNVIDIAは神様と言えそうです。

まぁ、そんな夢のような話は無く恐らく6万円行くか行かないかの価格帯で発売がされると思いますがね。

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