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《母・細木数子が呼吸不全で8日に満83歳で永眠しました。突然のことでした》

Instagramにこうつづったのは、細木数子さんの娘で占術家の細木かおり氏だ。11月10日、数子さんの急逝をツーショット写真とともに報告したかおり氏。《数日前には鰻が食べたいと言って、美味しそうに食べていたのに。ケーキを持って帰ると喜んでいたから、母の分のクリスマスケーキも予約していたのに》と無念を滲ませている。

六星占術を編み出した数子さんは、『ずばり言うわよ!』(TBS系)や『幸せって何だっけ〜カズカズの宝話』(フジテレビ系)などのバラエティ番組に出演。その強烈なキャラクターで人気を博した。

いっぽうで’08年に「本業専念」の理由からテレビ出演を封印し、メディア露出も控えることに。

’14年秋ごろからは、自身のライフワークである勉強会で「私の寿命はあと5年。もう死に支度を始めているのよ」と発言していた。

「’16年には、事務所の代表取締役を務める男性が細木姓に改名。さらに数子さんは“後継者”として、姪っ子であるかおりさんを選びました。2人は養子縁組をして、戸籍上でも母娘関係に。そして’17年7月には勉強会が終了。細木さんは着々と“支度”を進めていたんです」(芸能関係者)

■引退宣言は後継者が…終の棲家に姿を現さない時期も

本誌は’17年11月、数子細木さんに直撃している。当時、体調不安が囁かれていた数子さん。以前よりも痩せた様子だったが、「痩せたのはずっと前からよ!」「病気なんてしてないわよ!」とコメント。

さらに「引退なんかしないわよ!」と啖呵を切るシーンもあり、“細木節”は健在。だが最後には少しだけ表情が優しくなると、「良く書いてよね」と語る一幕もあった。

そして’18年には東京の自宅とは別に、京都の別邸が完成。数子さんの巨大寺院に隣接するかたちで建設された。しかし、その“終の棲家”にはあまり姿を見せなかったようだ。当時、近隣住民はこう語っていた。

「いつも高級車に乗ってくるので、細木(数子)さんが来たらすぐわかるんです。ですが夏前から、ぱったり姿を見せなくなりました。せっかく新しくできたご自宅も空き家状態でした」

そして’19年1月、数子さんは恒例の初詣会にも姿を現さなかった。檀上に上がったのは、かおり氏だったという。

「当時の数子さんは体調が悪いとささやかれていただけでなく、大殺界の真っただ中でもありました。そして、かおりさんは『年齢的なこともあり、今後は表立った活動の場には出なくなってくる』と数子さんの“引退宣言”をしたんです。

その場で、かおりさんは『活動をひとつひとつ引き継いでいく』と決意を表明していました。以降はSNSなどを通して“2代目カラー”を打ち出しながら、後継者として奮闘中です」(初詣会の参加者)

自ら終活を進めていた細木数子さん。その意思は、次世代に引き継がれていくーー。