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英食品基準庁 日本産食品の放射性物質検査撤廃しても影響なし

 イギリスは日本から輸入される、きのこなどの食品に課している放射性物質の検査について、撤廃しても消費者への影響は無視できるものと結論付けました。

 現在、イギリスは福島県産のきのこやブリ、宮城県産の山菜など9県の23品目の食品について放射性物質検査を義務付け、輸入を規制しています。

 イギリス食品基準庁は、この規制について、撤廃しても影響は無視できるとして、規制の撤廃を「最も望ましい選択肢」としたうえで、パブリックコメントと呼ばれるイギリス国内での手続きを開始しました。パブリックコメントでは規制の撤廃案について来年2月まで関係者から意見を求めています。

 輸入規制の見直しはイングランドやスコットランドなど、それぞれの議会での法改正が必要になるため、実際に行われるのは来年春ごろになるということです。