もっと詳しく

石川、富山、福井の北陸3県を地盤とする地方銀行の北國銀行は、勘定系システムをクラウド化するなど、銀行システムに革新的な変革をもたらしている。しかし実は、組織・人事面でも、銀行業界の常識を覆す大改革を実施中だ。10月に北國フィナンシャルホールディングス(FHD)を設立して持ち株会社制に移行したり、銀行業界初となる「退職金の前払い制度」の導入を計画したりしているのは、その一環だ。従来の銀行の枠を超えた「次世代版 地域総合会社」への進化を目指す、北國FHDの組織・人事改革の全貌を明らかにする。