新型コロナウイルスのワクチン接種を完了していない人は、接種を終えた人と比べ死亡するリスクが11倍高いとのデータを、アメリカのCDC=疾病対策センターが発表しました。
CDCは10日、今年4月から7月半ばにかけてアメリカ国内で新型コロナウイルスに感染した患者のデータの解析結果を発表しました。
それによると、ワクチンの接種を完了していない人は、接種を終えた人と比べ、▼死亡するリスクが11倍高く、▼入院に至るほど重症化するリスクは10倍以上高かったということです。また、コロナウイルスに感染するリスクは4.5倍高かったとしています。
このほか、CDCは今年6月から8月にかけてのコロナ患者のデータを解析したところ、モデルナ製のワクチンはファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンよりも入院に至る重症化を防ぐ効果が高かったと明らかにしています。