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成長期の松下電器のなかに深く浸透していた経営の基本的な考え方が薄れつつあると感じた。経営の基本に立ち返って、持っているポテンシャルをフルに発揮できれば、社会に大きなお役立ちができ、事業は自ずと成長に転じるはずという確信ができた。