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 YouTubeでいろいろな動物にエサをあげる動画を見るのが最近のお気に入りの筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第695回は,祖母から受け継いだキャンプ場を復活させるために奔走するアドベンチャーゲーム「ヘイブンパーク」を紹介する。カバが大きな口を開けてスイカを丸かじりする姿を見ているだけで,なんだか癒される……。

画像集#005のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#695「ヘイブンパーク」

 舞台となるのは,可愛らしい動物達が暮らしている小さな島,ヘイブンパーク。ゲームの目的は,祖母からこの島にあるキャンプ場の管理を任されたヒヨコの主人公,フリントとなって,すっかり寂れてしまったキャンプ場にかつての賑わいを取り戻すことだ。

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#695「ヘイブンパーク」

 島にある複数のキャンプ場は,今やただの空き地となり,途中にある案内板や外灯も壊れてしまっている。これを1つ1つ修理したり,キャンプ場に新しい施設を作ったりするのがフリントの仕事。まずは島をあちこち歩き回って,そのために必要な木材や布などの素材を拾い集めよう。

画像集#006のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#695「ヘイブンパーク」

 キャンプ場には,テントやキャンプファイヤー,バーベキューやアイスクリームスタンド,ラジオやビーチパラソルなど,さまざまなものを設置可能。キャンプ場ごとに必要なものが異なり,それを作るとキャンパーが遊びに来て,彼らと交流できるようになる。中には,宝探しなどのクエストをくれる動物もおり,これを達成するのも楽しみの1つだ。

画像集#008のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#695「ヘイブンパーク」

 ヘイブンパークには緑豊かな森や丘,静かなビーチや雪の残る山など,さまざまなロケーションがあり,どこから探索するかはプレイヤーの自由だ。壊れたロープウェイや橋などを直すことで進めるようになる場所もあり,隅々まで歩き回ってみたくなる。キャンプ場にやって来る動物達は,どれも個性的で可愛らしく,ほのぼのとした雰囲気がこのゲームの大きな魅力となっている。

 全体的に平和で優しい世界観は,本連載の第665回で紹介した「Alba: A Wildlife Adventure」や,第595回で取り上げた「A Short Hike」に通じるものがあり,「どうぶつの森」シリーズが好きな人にもぴったり。そんな本作は,PC版がSteamにて930円で発売されているほか,Nintendo Switch版もニンテンドーeショップで発売中なので,キュートな動物達に癒されたい人は,ぜひどうぞ。

■「ヘイブンパーク」公式サイト

https://havenparkgame.com/