【独自】アメリカの北朝鮮担当が韓国へ 米韓演習に北朝鮮抗議

　米韓合同軍事演習を北朝鮮が連日非難する中、アメリカの北朝鮮担当特別代表が２１日に韓国入りし、協議を行う予定であることが、ＪＮＮの取材でわかりました。

　きのうから韓国で行われている米韓合同軍事演習について、北朝鮮の金英哲（キム・ヨンチョル）朝鮮労働党部長は、「途方もない安保危機に近づいている」とする談話を発表、連日批判を強めています。

　演習は野外での機動訓練は行われませんが、複数の韓国政府関係者は、コンピューターシミュレーションによる訓練が始まる１６日前後に北朝鮮がミサイルを撃つ可能性があるとみています。

　こうした中、アメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表が２１日から２４日まで韓国を訪問し、魯圭悳（ノ・ギュドク）朝鮮半島平和交渉本部長らと協議を行う予定であることが、ＪＮＮの取材でわかりました。北朝鮮が軍事演習への反発を強め、米朝対話の呼びかけにも返答がない中、対応について話し合われる予定です。