広島市は10日、同市内の80歳代男性が本来は2回で済む新型コロナウイルスのワクチン接種を、誤って4回受けたと発表した。
市によると、男性は市内の医療機関で6月に2回、接種を受けた。ところが、男性の接種を知らなかった妻が、接種券が届いていないと勘違いして再発行を申請。男性は届いた券を使い、別の医療機関で7、8月にさらに2回打ったという。
9月に接種費用の支払い事務の過程で判明した。市は、男性に4回受けた認識はなかったとみている。
東広島市も、80歳代の市民が3回受けたと発表。接種歴を確認せずに券を再発行したことが原因という。
両市は2人の健康に影響はないとしている。