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2022年1月11日 14時06分

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しっかりと睡眠はとれていますか?今、足りない睡眠時間を補う「仮眠」の効果が注目されています。

■仕事中いつでも 15分仮眠OK

 さいたま市大宮区にある企業「OKUTA」では、すでに数年前から仮眠を制度として取り入れているということです。

 この企業では勤務中、自分の好きなタイミングで15分程度の仮眠をとることを認めているのです。

 10年前から導入されている仮眠制度。オフィスでは、パソコンに向かって仕事をしている人たちの中に、机につっぷして寝ている社員の姿があります。

 OKUTA総務部・佐藤友季さん:「(Q.仮眠をとっていたか)はい。一回寝ると、すごくすっきりして頭がさえるので、すごく助かってます」

 仮眠制度の効果について、社長に聞いてみると…。

 OKUTA・小泉太社長:「ミスも減ると思います。仮眠とって、リラックスして再度臨むということは、すごい集中力が高まるという声が聞こえてきますね」

 世界と比べても、睡眠時間が短い日本人。OECD(経済協力開発機構)によると、加盟国の人の平均睡眠時間が8時間27分であるのに対し、日本人は1時間以上少ない7時間22分で、加盟国の中で最低となっています。

■仮眠マシン 25分で“2時間分”

 睡眠不足による生産効率の悪化も指摘されるなか、注目が高まるのは「仮眠の効用」です。

 東京・銀座には、有効的な仮眠がとれるサロンがあるといいます。一体、どんな仮眠がとれるのでしょうか?

 サロン内で案内されるままに、噂の「仮眠マシン」に座りました。一体、どんな仕掛けがあるのでしょうか?

 装着したマスクからは突然、ミストが出てきました。このミストには、酸素の他に、心地良い眠りに誘う様々な成分が含まれているといいます。

 サロンを運営するTEO・対馬隆久社長:「やっぱり、世界で日本人が一番睡眠が短いそうなんです。唯一補完する方法は、昼寝で補う。最高の仮眠環境を作ろうということで開発した」

 仮眠マシンで25分ほど寝ると、2時間睡眠をとったのと同じ程度の疲労回復が期待されるということです。

■“5分目つぶり”でもスッキリ

 勤務中の仮眠は難しいという人は、どうすればよいのでしょうか?睡眠の専門家は…。

 医療法人みなとみらい・田中俊一理事長:「必ずしも眠らなくても、目をつぶって、少し天を仰いでいるだけで、脳に対する全刺激の3分の2くらいは、目からの情報と言われてますので。あとは、音を遮断したりして、音の情報と目からの光の情報を遮断すれば、脳はかなり休めます」

 本来は、20分程度の仮眠が脳を休めるのに有効だといいますが、難しい場合は、5分程度でも目をつぶって休むことが有効だということです。

(「グッド!モーニング」2022年1月11日放送分より)

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