れいわ新選組の山本太郎代表が11日、次期衆院選の東京8区からの出馬を取りやめると発表した。同日夜、横浜市内の街頭演説で明らかにした。
演説の中で山本氏は「思った以上に混乱が大きくなってしまった。東京8区ですでに活動し、支援してきた人の声を受け止めることを決めた」と出馬取りやめの理由を語った。「迷惑をかけた立憲民主党の予定候補者と支援者に心からお詫び申し上げる」と謝罪したうえで、「野党共闘をつぶしたわけじゃない」と語った。
「水面下のやり取りを表に出すのは永田町ではルール違反ですが」と前置きした上で、2019年11月に「東京8区でどうでしょう」と「立憲民主党から」出馬を打診されたことを明らかにした。
8日に山本代表の出馬表明後、立憲民主の枝野幸男代表が「困惑している」など否定的な反応を示したことについては、「(枝野氏は)批判されたくないんです。でも代表が腹をくくらなあかんとこよ」と語り、「結果、混乱しか生み出さなかった。じゃあどうすればいい。私が降りればいい。本当にお騒がせしました」と頭を下げた。
同区をめぐっては、山本代表が8日、出馬を表明した直後、同区からの立候補を予定している立憲民主党の吉田晴美氏の支持者らが「やり方があまりに乱暴」など困惑と不満を表していた。
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