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観光名所の多い京都市で、旅行客に安全で楽しく観光をしてもらおうと、ホテルやタクシーなどの関連団体が新型コロナの感染防止策の徹底を改めて誓う、共同宣言式が行われました。

式には、京都市の門川市長をはじめ、ホテルやタクシー、飲食店など観光関連の団体の関係者、およそ20人が参加しました。

このなかで市の担当者が新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、観光に訪れる客足が増加の兆しを見せていると説明しました。

こうした状況を踏まえ、式では、感染防止策を改めて徹底し京都市民と旅行客の双方の安心安全の確保に努めるとともに、市民生活と観光の調和を図っていくことなどを申し合わせました。

このなかで門川市長は「新型コロナの影響で観光が基幹産業であることを改めて認識した。よりよい観光を楽しめるようにしたい」と述べました。


観光協会の田中誠二会長は「市民生活との調和を図るため、旅行者にもモラルを守るよう啓発していきたい」と話しました。

このほか、京都市と観光協会は今月からワクチン接種の証明書などを示すと市内の店舗で特典が受けられる取り組みを始めていて、感染拡大を抑えながら観光振興をめざしたいとしています。