99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんは東京電力福島第1原発事故から半年後の2011年9月、福島を訪れ、当時全村避難していた福島県飯舘村の約120人を前に法話をした。菅野義人さん(69)は「『前を向いていれば必ず先が見えてくる』と話してくれた。私たちの話も優しく包み込むように真剣に聞いてくださった」と振り返った。「忘己利他」晩年も精力的に活動老若男女に慕われた瀬戸内寂聴さん村は農業や酪農が盛んだったが、作付けの放棄や牛の殺処分などで苦しみ、多くの 全文
毎日新聞 11月11日 19時27分
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