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暗号化チャットアプリのSignal(シグナル)は、自分のメッセージを封鎖したいユーザーのために新しいオプションをいくつか追加した。これからは消滅するメッセージのデフォルト・タイマーをオンにして、新しく始める会話に自動的に適用できる。

Signalの消滅メッセージオプションでは、設定した時間がすぎると送信者、受信者両方のチャットが削除される。以前は個々の会話ごとにオプションをオンにして消滅までの時間を設定する必要があったため、たくさんのチャットが同時進行しているときなどにこの強力プライバシー機能を設定し忘れることがよくあった。

Signalは、消滅するメッセージが蒸発するまでの時間設定のオプションも追加した。ユーザーは、最大4週間、最短30秒間にオプションを設定できる。カスタム・タイム・オプションを使えばさらに秒単位で減らすこともできる。

どのチャップアプリでもそうだが、消滅するメッセージが目の前から消えるからといって永遠になくなるわけではないと知っておくことは大切だ。

Signalはユーザーにそれを認識してもらうために、消滅メッセージのオプションは、保存領域を節約して会話履歴を最小限にするために使うのがオススメだと念の為にいう。「これは、送信先があなたの敵、という状況で使うものではありません」とブログ記事に書いている

同アプリは現時点で最も人気の高いエンド・ツー・エンド暗号化メッセージングの1つであり、2021年初めには、Facebookのデータ共有ポリシー変更に不安を感じた一部のWhatsAppユーザーを取り込むことにも成功した。

このプライバシー志向メッセージング・アプリは、その強力な機能群と会社の独立性ゆえに非常に高く評価されているが、Facebook(フェイスブック)が2014年に買収した傘下のエンド・ツー・エンド暗号化アプリであるWhatsAppと比べて、Signalは今でも比較的小規模だ。Signalの2020年12月の月間アクティブユーザーが約2000万人だったのに対して、WhatsAppは2020年初めに20億ユーザーを達成している。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Signal暗号化メッセージプライバシーエンド・ツー・エンド暗号化

画像クレジット:Signal

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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Nob Takahashi / facebook