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 兵庫県と京都府は11日、緊急事態宣言の発令を政府に要請する方針を固めた。それぞれ12日に対策本部会議を開き、最終判断する。

 両府県には現在、「まん延防止等重点措置」が適用されている。兵庫県は神戸市など15市町、京都府は京都市を対象に、酒類の提供停止などを実施しているが、感染拡大が続き、より強い対策が必要と判断した。

 兵庫県の斎藤元彦知事は記者団に「厳しい状況で、緊急事態宣言の要請を視野に入れざるを得ない」と述べた。京都府の西脇隆俊知事も「感染が府内全域に広がっている状況を考えれば、緊急事態宣言を要請せざるを得ない」と語った。