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Xiaomiのゲーミングスマートフォン・ブランド、Blacksharkが同じ中国のIT企業、Tencent社によって買収される模様です。

今回の情報によると、Tencent社はXiaomiのBlacksharkゲーミング部門を日本円で約540億円で買収する、とのこと。

シャオミ、Tencentの両社ともまだ公式には発表していませんが、中国メディア、新浪科技も報じており、かなり信ぴょう性の高い情報だと思われます。

日本ではあまりなじみがないTenCent社ですが、同社は中国の深センを拠点としたソーシャル・ネットワーキング・サービス、インスタントメッセンジャー、Webホスティングサービスまで、IT分野で非常に幅広い分野を手掛けている超巨大企業。
有名どころではメッセージアプリの「WeChat」、ゲームでは「クラッシュ・オブ・クラン」などを手掛けています。

Xiaomiはおそらく誰が見ても今最も勢いのあるスマートフォンメーカーの一つだと思いますが、同社がサブブランドの一つを手放す、というのは少し意外な気もします。

日本でも展開されているBlacksharkのゲーミングスマートフォンは確かに「バカ売れ」しているという印象はありませんが、それはASUS ROG PhoneシリーズやRedMagicシリーズも同じ。
まだまだゲーミングスマホ市場で不利になっているようには見えません。

ただ、シャオミはXiaomi 12 Ultraのリリースを中止し、Xiaomi Mix 5 Proと統合するといった情報が報じられるなど、ラインナップの「シェイプアップ」を行う兆しも見えています。

また、同社は別のサブブランド、RedmiからK40シリーズ(そして未発表のK50シリーズでも)でゲーミングエディションを展開するなど、同じメーカー内で競合する製品が出てきている部分も見受けられます。

ひょっとするとある程度シェアを獲得したところでシリーズ数、機種数を絞って主力機種で数を売る、という戦略にシフトしようとしているのかもしれませんね。

ソース:新浪科技Twitter