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2021/07/11日の夜22時からスタートするウィンブルドン2021男子決勝。
ジョコビッチVSベレッティーニの試合の展開を予想してみたいと思います♪

その前の準決勝の流れ

ジョコビッチVSシャポバロフ

第一セットシャポバロフに先にチャンスが訪れてブレークに成功しましたが、要所でのジョコビッチの良いプレーと
ジョコビッチの守備の硬さに対してシャポバロフがミスを重ねていきそこから第一セット逆転。
第二セット移行、シャポバロフもとても良いショットを打ちウィナーポイントはありましたが、リスクを犯しすぎてミスも多かったです。逆にジョコビッチはサービスアンドボレーなども巧みに使いフリーポイントを重ねながらシャポバロフにプレッシャーを与え続けていました。

ジョコビッチとしてはシャポバロフのやりたいようにやらせてウィナーを取られても特に気にする印象はなく、
要所でシャポバロフがプレッシャー負けをしてミスをするのを待っていた。
そんなプレーをしているように思いました。

王者の貫禄が見える試合でしたね♪

ベレッティーニVSホルカシュ

この試合は第一セット、第二セット通じてホルカシュが崩れた。いつも通りのプレーができていなかったというのが試合を決定づけたと思います。

第三セットはやや冷静さを取り戻しましたが、試合全体を通してウィンブルドン2021の中ではミスも多く、本人としては本意ではなかったでしょう。

しかし、ホルカシュ自体もチャンスがあれば逆転する力を持っている選手です。
それを完全にシャットアウトしたのがベレッティーニのサービス力。

ストローク戦になるとベレッティーニのワンパンフォアハンドが入らなければ個人的にはホルカシュが支配していたいと思いますが、ベレッティーニもあえて先に攻めさせているように思います【調子の悪いホルカシュに対して】

調子の悪いホルカシュに対して逆転の隙を与えなかったベレッティーニのプレーがひかる試合でした。

決勝の試合展開の予想

ジョコビッチはBIG2に並ぶというプレッシャーとの戦い

ジョコビッチは試合を通して勝てる確率の高いプレーを選択します。
VSベレッティーニ戦ではボールのコントロール力やフットワーク、予測力どれをとっても筆者としてはジョコビッチの方が優れている点が多いと思います。

しかしながら、グランドスラム20回目の優勝【フェデラーとナダルに並ぶ】がかかる試合は並外れたプレッシャーをジョコビッチに与えるはずです。

元々守備的なプレーをするジョコビッチは自身の精神の安定を図るためにも序盤は必ず守りから入ると思います。
逆にこの決勝戦で最初から攻めるプレーをガンガンに見せるようであれば、ジョコビッチはメンタル的にも安定していると考えられますね。

ジョコビッチの敵はベレッティーニというよりはその先にいるBIG2【フェデラー、ナダル】かもしれません。

そこに意識が行き過ぎるとベレッティーニに足元をすくわれる。そんな展開もあり得そうです。

ジョコビッチは相手に合わせてプレーをしますが大枠は変えない

フレンチオープン2021での決勝戦はジョコビッチVSチチパスでした。
フォアハンドが強いチチパスに対してジョコビッチは相手のバックハンドを中心に攻撃をすると予想をしていましたが、試合序盤は思ったよりもチチパスとのフォアハンド勝負をしている印象を持ちました。
試合中盤になればバックハンドにボールを集中的に集めている展開もありましたが、思ったよりもチチパスのフォアハンドと勝負をしているように見えました。

VSベレッティーニ戦でもバックハンドでの勝負の方がジョコビッチにとっては都合が良いとは思いますが、
おそらくは試合序盤はベレッティーニのフォアハンドにボールを集めるのではないかと予想しています。

逆にそこでの勝負に勝ってしまえば、流れは大きくジョコビッチに傾きます。

ストロークの強さは、フットワークの良さが光すぎるジョコビッチにとっては相手の得意でまず倒せれば儲けもの。
イーブンでもそちらに意識を割かせることができれば後半は有利に戦えるというふうに考えていると考えているのでは??

ベレッティーニはサービスのフリーポイントとフォアハンドを凌がれればパッシングやカウンター待ち

ベレッティーニのサービスゲームはサービスのフリーポイントと甘くなったリターンを3球目で決める。
この流れを徹底したいところです。VSホルカシュ戦では面白いくらいにサービスが決まり流れを相手に与えませんでした。ジョコビッチに勝利するためにまず必須なのがこのサービスゲームをいかに楽にキープするかになると思います。

また、リターンゲームやサービスゲームでもサービス優位の展開をリセットされた段階でベレッティーニは一旦相手に攻めることを譲ります。
それはバックハンドのスライスを浅くしたり、完璧ではないドロップショットなどでです。

ベレッティーニはフットワークや展開力が特別に高いわけではないと筆者は思っており、どちらかといえば優位性のない展開では相手の出方待ちという印象を持っています。

ジョコビッチとしてはこれはあまり好きではないでしょう。
それはベースラインでの勝負では無類の強さを誇りますがネットプレーでは判断の遅さがジョコビッチにはややあるからです。

もちろん、フォアハンドで打てれば多少不利な展開でも破壊できるパワーのあるベレッティーニですから、相手に攻撃のチャンスを譲らずに回り込める時は攻めてくるでしょうが、一旦ラリー戦になった時にジョコビッチを揺さぶりにくる展開は決勝戦では多くみられるはずです。

ジョコビッチとしてはそのボールの処理の精度が良ければストレートでの勝利も十分に考えられます。

ベレッティーニのサービスのコースはたまに読める??

準決勝ホルカシュ戦をみていて感じたのはベレッティーニのデュースサイドのワイドサービスはたまにトスがいつもよりも右側に来ることがありました。

その時はワイドに角度のついたサービスを打ってきます。
筆者程度が気づいたことなのでジョコビッチサイドはこれに気づいているはずです。

筆者としては決勝戦では
ベレッティーニがわざとこれを見せたのか。【決勝ではコースを変えてくる】
知らずにやっていてジョコビッチに読まれるのか
を個人的に注目してみたいと思っています。

いかに強力なサービスでもコースが分かればジョコビッチレベルになれば高確率で返球できるはずです♪

まとめ【試合はベレッティーニはサービスゲームが取れないとお話にならない。ジョコビッチはベレッティーニの誘い球への対処力が問われる】

今までの繰り返しにはなりますが、
まず王者ジョコビッチに対してベレッティーニはサービスゲームのキープがいつもの試合以上に大切になってくると思います。

そしてジョコビッチとしてはベレッティーニのバックハンドの返球【攻めれるけど攻めづらいボール】の処理が試合の中でとても多くなるはずです。【ベレッティーニサービスゲームは優位性を失わせた後、サービスゲームではスライスリターンが深く入った時点から】ベレッティーニのフォアハンドの強打がカウンターでばちばちと決まり出したらベレッティーニにもチャンスが生まれますが、そこをシャットアウトできれば、決勝戦は早い終わりを迎えると思います♪

今日の夜はテレビに張り付いて決勝戦を見るからこのページでそのまま実際の試合の考察をするぜ!
良ければまたこのページに遊びに来てくれ♪

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