もっと詳しく

 2021年上半期に企業や公的機関が公表したセキュリティインシデント(情報セキュリティの事故・事件)は357件に上ることが分かった。全国で相次いだ顧客管理システムの設定ミスや、機密情報を勝手に暗号化して金銭を要求する「ランサムウェア」(身代金要求型ウイルス)の新たな手口が広がったことなどが特徴。一部の団体が被害を隠してしまうと、さらなるサイバー犯罪を招く悪循環につながるとの見方もある。