反り返った細いくちばしが特徴の珍鳥「ソリハシセイタカシギ」1羽が11日朝、鳥取県米子市の「米子水鳥公園」に飛来しているのが確認され、バードウオッチャーらの注目を集めている。国内では年に数羽が確認される程度で、公園には昨年3月に3羽が現れた。
公園によるとソリハシセイタカシギは体長43センチ前後の渡り鳥で、モンゴルや中国北部、欧州で繁殖。本来日本に立ち寄る鳥ではないが、飛来した1羽は越冬地の東南アジアやアフリカに渡る途中で群れからはぐれた“迷い鳥”とみられる。
発見時は、公園内の観察棟から約500m先の岸辺で、他の野鳥に交じってのんびり過ごしていたという。