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猛烈な台風14号は中心気圧905ヘクトパスカルまで勢力が強まり中心付近の最大瞬間風速は85メートルに達しています。

12日には、沖縄県の八重山地方に近づく見込みで、猛烈な風が吹くおそれがあるため暴風や高波に厳重に警戒し、早めに備えを終えてください。

その後の進路にはまだ幅がありますが、西日本に近づく可能性があることから今後の情報に注意が必要です。

気象庁によりますと、今月7日に発生した台風14号は、急速に発達をして猛烈な勢力となり、フィリピンの東の海上を北西へ進んでいます。

台風は10日からさらに勢力を強めていて11日午前0時には、中心気圧は905ヘクトパスカルまで発達しました。

中心付近の最大風速は60メートル、最大瞬間風速は85メートルで、中心から半径85キロ以内では25メートル以上の暴風が吹いています。

JTWC=米軍合同台風警報センターは解析結果として「スーパータイフーン」としておりいわゆるスーパー台風と呼ばれる強さです。

台風は今後もあまり勢力を落とさずに北よりに進み、12日以降、石垣島や宮古島のある先島諸島に近づくおそれがあります。

風が次第に強まり、12日は八重山地方では猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなる見込みです。

また、台風周辺の発達した雨雲がかかり、先島諸島では、12日以降、大雨となるおそれもあるということです。

気象庁は、先島諸島では暴風や高波に厳重警戒し、早めに備えを終えるよう呼びかけています。

台風はその後、大陸に近づく見込みですが、本来、台風を押し流すはずの偏西風は朝鮮半島付近にあるため、しばらく北上できずに東シナ海付近で停滞するとみられています。

その後の進路には幅がありますが九州など西日本に近づく可能性があり、気象庁は、最新の台風情報に注意して欲しいとしています。