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アメリカの教育番組「セサミストリート」は、6歳という設定の人気キャラクター「ビッグバード」が新型コロナウイルスワクチンを接種したとする投稿をSNS上で行い、バイデン大統領が称賛する一方、子どもたちにワクチン接種を勧める宣伝行為だなどと批判の声もあがっています。

アメリカでは今月から5歳から11歳の子どもの新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっていて、政府はこの年齢での接種率を高めようとしています。

こうしたなか、アメリカの子ども向けの教育番組「セサミストリート」は6日、6歳という設定の人気キャラクター「ビッグバード」が新型コロナウイルスワクチンを接種したとする投稿をSNS上で行いました。

ビッグバードが「きょうワクチンを接種したよ!羽が少し痛いけど、自分や周りの人を元気にしてくれるよ」と自身のツイッターに投稿したような演出となっています。

この投稿に対し28万件をこえる「いいね」がつき、バイデン大統領も「やったね、ビッグバード。予防接種を受けるのはみんなを守るための一番よい方法だよ」と称賛のコメントを寄せました。

一方、野党・共和党のテッド・クルーズ上院議員は「政府のプロパガンダだ!」とツイッターに投稿し、子どもたちにワクチン接種を勧める宣伝行為だとみなすなど、批判の声もあがっていて「ビッグバードのワクチン接種」は大きな話題となっています。