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 トンネル掘削に使う「シールドマシン」で国内2位の川崎重工業と3位の日立造船が、今月1日付で事業を統合した。インフラ整備需要の減少による国内市場の縮小を見据え、両社の経営資源を集約することで生き残りを図る。今後は成長が見込まれる海外市場に活路を求めていく考えだが、国内首位を堅持するJIMテクノロジー(川崎市川崎区)の存在に加え、中国勢も低価格攻勢をかけており、もう一段の競争力強化が欠かせない。