Xiaomiが最近、新しい指紋スキャン技術の特許を取得したことが明らかになったようです。
GIZMOCHINAが伝えたところによると、今回、中国の国家特許データベースからXiaomiが画面上すべてで指紋認証が可能な「オールスクリーン指紋スキャナ特許」を取得した、とのこと。
静電容量式タッチスクリーン層の下と通常のAMOLEDディスプレイの上に赤外線LED光送信器のアレイを配置するという仕組みで、赤外線受光素子の配列は、赤外線LED受光素子の上部に配置される予定でとのことです。
まず、ユーザーが画面上で指紋をスキャンする際に指で画面に触れると、静電容量方式のタッチパネルがそのタッチ、指先の位置と形状を認識し、次に赤外線LEDの送光器の配列が指先の形と位置だけを画面外に発光させるという仕組み。
そして赤外線は指先に接触した後、反射して赤外線受光素子に到達、赤外線の速度データをもとに指紋の輪郭を描き出し、保存されている指紋の詳細と比較して、保存されている指紋と同じかどうかを確認するという仕組みのようです。
画面下指紋センサーを搭載している機種は多々ありますが、センサーが反応すのはすべて画面下部中央のみ。
個人的にはこの位置は持ち方によっては指紋認証がしずらかったりすることもあるので、認証可能な範囲が広がる、というのは生態認証のユーザービリティが大幅にアップすることになると思います。
もちろん、特許取得=実用化ではないので、このタイプの指紋センサーを搭載したモデルがリリースされるとは限りません。
ただ、Xiaomiが全画面指紋認証技術を開発している、という情報は2020年ごろからありました。
よって、今回の技術は他の特許取得技術のみのものよりは実装される可能性が高いのではないかと思われます。
ソース=GIZMOCHINA